TOP - お知らせ一覧 - お知らせ - 第10回 日本重度四肢外傷シンポジウム開催のお知らせ - 福島県立医科大学 整形外科学講座

第10回 日本重度四肢外傷シンポジウム開催のお知らせ

このたび、2024年11月15~17日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまにおいて、第10回 日本重度四肢外傷シンポジウム(JSETS)が開催されます(https://www.e-casebook.com/jsets2024)。

今回のJSETSの会長は、当講座の畑下智先生(会津中央病院 外傷再建センター 副所長)が務めます。

JSETSは日本国内で行われる重度四肢外傷に特化した学術的なシンポジウムです。このシンポジウムは、外傷における最先端の治療法、手術技術、リハビリテーションに関する最新の知見を共有する場として、整形外科医、救急医、リハビリテーション医、看護師など、幅広い医療関係者が参加します。

参加者は国内の重度外傷治療の中心となる病院や大学、研究機関の専門家が多く、特に手足の外傷治療に関心を持つ医療従事者が主な対象となります。内容は手術技術のデモンストレーション、臨床症例の紹介、重度外傷に関する研究の発表、さらには治療成績の評価や新しい治療法の紹介などが含まれ、非常に実践的なテーマが多いのが特徴です。

以下、学術集会HPの畑下智会長の言葉を転載させていただきます。


会長ご挨拶

このたび第10回日本重度四肢外傷シンポジウムを開催させていただくにあたり、ご挨拶申し上げます。今回のテーマは「安全性・確実性」としました。重度四肢外傷治療は高度な技術を持った特別な医師にしかできないのでしょうか?少なくとも私は中級者であり、マイクロサージャリーをそれほど得意とは思いませんし、特別な医師でもありません。また、技術があったとしても、重度四肢外傷治療ではトラブルはつきものなのかもしれません。技術は確かに大事なのですが、その症例を評価し把握する思考、治療を安全・確実に成功させるための思考など、思考が技術を補完できるものだと思っています。今回、重度四肢外傷の治療を手がけている私のような先生方、あるいは手がけ始めている先生方が、安全・確実に重度四肢外傷治療を行うための一助になるような会にしたいと思っています。

初日11月15日は前夜祭として、ハンズオンとJSWATの先生方の企画による興味深いセミナーを行う予定です。ハンズオンは中級者向けの趣向を凝らした内容を企画しています。11月16日から17日の午前中までを本会として、メインをディスカッション形式のシンポジウムとし、その他に動画セッション、特別講演などを予定しています。今回予算の関係から初の福島県郡山市での開催となりましたが、私のような中級者の視点から実臨床に有用な内容を企画していますので、是非多くの先生方のご参加をお待ちしています。

第10回 日本重度四肢外傷シンポジウム

会長:畑下 智

会津中央病院 外傷再建センター 所長