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スマートフォンアプリケーションを用いたロコモティブシンドロームに対するDigital Therapeutics (DTx)が高齢者の運動器に与える影響

先日、当講座のロコモティブシンドロームに関する臨床研究が福島民報に掲載されました。当講座では、昨年度より「スマートフォンアプリケーションを用いたロコモティブシンドロームに対するDigital Therapeutics (DTx)が高齢者の運動器に与える影響」をテーマに臨床研究に着手していました。こちらは、松本嘉寛教授が研究代表者として2022年度日本整形外科学会プロジェクト研究に承認されたテーマです。本邦は世界でも突出した高齢化社会を迎え、ロコモティブシンドローム(筋・骨格系の障害により、筋力低下や運動機能の衰えが生じ、移動能力や身体機能が低下した状態)の予防・改善が重要視されています。DTxは、医師の管理下で患者自身が使用する治療目的のプログラムであり、疾病の予防、診断・治療などの医療行為を、デジタル技術を用いて支援、実施するソフトウェアです。私たちは、高齢者の運動習慣の定着、行動変容としてDTxに注目し、今年度より本学の倫理委員会に承認された臨床研究を行っていきます。

文責 園部 樹