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小林洋先生による日本脊椎脊髄病学会アジアトラベリングフェローの報告です

当講座の小林洋先生が日本脊椎脊髄病学会アジアトラベリングフェローとしてインドの医療機関を訪問しました。
以下、その報告分です。
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去る9月2日から6日まで、日本脊椎脊髄病学会アジアトラベリングフェローとして、インドのコインバトールにある、ガンガホスピタルを訪問し病院見学を行いました。

ガンガホスピタルは、院長であり世界的な脊椎外科の権威であるRajasekaran教授のもと、年間20,000件以上の整形外科手術、うち3200件を超える脊椎手術が行われている大病院です。

世界一の人口を誇るインド全域から、多くの難症例が集まり、その中でも結核、先天性側弯、脊椎腫瘍、骨切り手術など、多岐にわたる疾患が治療されています。
一日の脊椎手術(脊椎外傷を除く)は14〜16件に及び、早朝5:30から手術が開始されるという驚異的なペースで手術が行われていました。チーム全体のスムーズな連携により、各手術が淡々と進んでいる様子には感銘を受けました。また、ナビゲーションやロボット手術、全内視鏡手術など、最先端の技術が積極的に活用されていました。

見学の合間には、インドの文化にも触れる機会があり、寺院での行水、瞑想体験をしたり、現地の食文化にも触れることができました。特にインドのカレーは種類豊富で、その味わいがとても印象的でした。今回の見学を通じて、多くの学びを得られたことを感謝しています。

最後に、激務の中で快く送り出してくれた大学病院の脊椎グループや医局の皆様に、心より感謝申し上げます。