2024.12.24
お知らせ
医学部4年生を対象にした整形外科基礎上級プログラムについて
基礎上級プログラム:整形外科を志す学生の皆さんへ
次年度の「整形外科基礎上級」プログラムでは、
実際の臨床研究のノウハウを体験しながら学べる魅力的な内容をご用意しています。
本プログラムは、松本教授の指導の下、以下の3つの軸を中心に構成されています。
-
実践的な研究スキルの習得
整形外科で必要とされる臨床研究のスキルを実践的に学べます。
実際にPECO(Patient, Exposure, Comparison, Outcome)を作成し、
研究の設計から結果の分析までを体験していただきます。
これにより、医学研究の基礎を深く理解することができます。
-
臨床現場に基づく実例学習
講義だけではなく、臨床現場の課題を基にした実例を用いて学習を進めます。
例えば、スポーツ整形外科の症例に基づき、どのように研究課題を設定し、
データを収集し、結果を活用するのかを実践的に学べます。
-
チーム医療とリーダーシップの育成
整形外科では、多職種との連携が欠かせません。
本プログラムでは、グループワークやディスカッションを通じて、
コミュニケーション力やリーダーシップを養う機会も提供します。
実施手順とスケジュール 本プログラムは以下の手順で進行します。
(過去のスケジュールを参考にしていますが、担当者や年度ごとの特徴に応じて適宜調整されます。)
-
過去年度のスケジュールの紹介 4月: オリエンテーション / 研究テーマ選定 / 顔合わせ 5月: 講義(研究デザインとPECO作成)/ データ収集・解析実習 5月中旬: まとめの発表会(松本教授参加) 5月下旬: お疲れ様会
プログラムの流れ 3月: 学生2名の決定と4年生共通の日程確定後、スケジュールを学生に連絡します。 4月: 最初に学生と教員との顔合わせが行われます。
プログラムに関するガイダンス、Slackへの招待、課題提示がなされます。
課題提出の確認とフィードバックはSlackで行われます。 顔合わせを終えたら、プログラムの課題を以下のポイントに従って行います。
-
-
-
-
課題演習:
臨床研究のスキルを実践的に学びます。
実際にPECO(Patient, Exposure, Comparison, Outcome)を作成し、
研究の設計から結果の分析までを体験します。
-
-
-
-
-
-
-
統計解析実習:
統計ソフトSPSSを用いた解析実習を行います。 教員や担当者自身のデータを利用して解析を行います。
-
発表資料の準備: 5月半ばの発表に向けたスライド作成について教員が指導します。
-
日々のコミュニケーション:
毎朝、簡単な課題状況の確認を学生と実施します。SlackやZoomを活用します。
-
-
-
5月: 5月中旬にまとめの発表会(松本教授も参加)の開催を予定しています。
発表会を終えたら、お疲れ様会があります。
プログラムの魅力
-
-
経験豊富な指導者:
大学院生や業績豊富な教員から直接指導を受けることにより、
臨床研究に関して高度な知識とスキルを身につけられます。
-
実践重視:
単なる座学ではなく、実際の臨床現場での体験を重視しています。
-
将来への準備:
本プログラムを通じて、医師としての基盤を築くだけでなく、
整形外科医としてのキャリアを考えるきっかけを得ることができます。
-
参加方法 ・次年度のプログラム参加を希望される方は、
大学のホームページまたは学生支援課までお問い合わせください。
(文責 横田武尊)