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第45回 日本疼痛学会

12月8日、9日に福島市の「コラッセふくしま」で第45回日本疼痛学会が開催されました。本学会は当医局の矢吹省司先生が会長を、関口美穂先生が副会長を務められ、松本嘉寛先生や二階堂琢也先生、高橋直人先生、渡邉和之先生、加藤欽志先生、大学院からは私(小林賢司)、横田武尊先生、遠藤裕司先生、そして疼痛医学講座のスタッフを含め多くの福島の先生が参加されました。本学会の特徴としては、海外から国際疼痛学会前会長であるClaudia Sommer先生(ドイツ)やLars Arendt-Nielsen先生(デンマーク)を招き、基礎と臨床の様々な視点から「痛み」の病態解明と治療法、および持続可能な疼痛治療の医療制度のあり方について議論が交わされました。本学会のハイライトは優秀演題セッションで、臨床部門の演者6人中4人に、私と高橋先生、加藤先生、遠藤先生が選出されました。そして大変名誉なことに、私の演題「腰椎Modic変化の新規発生と腰痛との関連: 南会津スタディ11年フォローアップ」が最優秀演題賞を頂くことができ、これもひとえに、指導医の先生方の熱心なご指導のおかげだと思っております。全員懇親会では、ウクライナの歌姫ナターシャさんによる、美しい歌と民族楽器バンドゥーラが演奏があり、たくさんの福島の日本酒、福島の食材を使った料理が振る舞われました。コロナが落ち着き、やっと多くの先生と対面で情報交換ができたことは、大きな励みになり、たくさんの元気を頂くことができました。本学会で得た知識を、痛みに悩む多くの患者さんへ還元できるよう、日々の臨床や研究に精進していきたいと思います。

文責:小林 賢司