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骨・軟部肉腫(悪性骨腫瘍、悪性軟部腫瘍)

骨や軟骨、筋肉や脂肪、末梢神経などの、身体の運動をつかさどる支持組織に発生する悪性腫瘍「がん」は「肉腫(にくしゅ)」に分類されます。希少がんであり、対応可能な専門医や医療機関の数が限られ、また集学的な治療が必要になることも多い疾患群です。
希少な疾患群であるため、診断が難しい場合も多く、毎月放射線診断科および病理診断科との合同カンファランスを行い、情報を共有することで高い精度での診断ができるようにしています。

肉腫は四肢だけではなく身体のあらゆる部位に発生するため、私たちは四肢と体幹の幅広い領域の手術を執刀します。そのため、消化管外科や呼吸器外科、小児外科、乳腺外科、小児外科、形成外科、婦人科、泌尿器科など、他科との合同手術も珍しくありません。
肉腫に対する化学療法も担当しており、症例によっては小児腫瘍内科や腫瘍内科とも連携しています。
放射線治療は放射線治療科と連携して行っています。症例によっては重粒子線治療や陽子線治療についても他の医療機関と連携して行い、良好な治療成績を得ています。