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骨粗鬆症グループ
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概要
 福島県立医科大学付属病院整形外科の骨粗鬆症外来では、原発性および続発性骨粗鬆症患者さんへの包括的な治療を提供しています。特に、重症な骨粗鬆症、ステロイドや内分泌疾患による続発性骨粗鬆症患者に対しては、他科との密な協力を通じて最適な治療を提供できるように努めています。骨粗鬆症の治療を行うことにより、患者さんの生活の質が向上することを目指します。
メンバー
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学内講師
金内 洋一Yoichi Kaneuchi
代表的な疾患と治療法
研究テーマ
1. Project F (Fukushima Fragility Fracture Prevention Project)
 高齢化社会を迎え、健康寿命を延ばす事が求められています。特に介護が必要になる大きな原因の一つである「大腿骨頸部骨折」を防ぐ為に、骨粗鬆症を適切に治療する事が重要です。福島県では、整形外科・内科・産婦人科など関連する医師を中心に様々な取り組みをスタートしています。

2. MRIベースの骨質評価法の有用性について
 非侵襲的で高精度なMRIベースの骨質評価法の確立を目指しています。この手法は将来的な骨粗鬆症治療において画期的なアプローチとなることが期待されます。

3. 3DプリンターとCT画像を用いたコルセットの遠隔供給システムの開発」
 遠隔地においても患者に最適なサポートを提供するため、3DプリンターとCT画像を活用したコルセットの遠隔供給システムを開発しています。これにより、椎体骨折の治療の質が向上する見込みです。

4. Assessing Daily-activity-level for Decisions on Bisphosphonate Prescription (ADD-BP) Study: Exploring Physical Activity as a Risk Factor for Bisphosphonate-Induced Atypical Femoral Fractures
 ADD-BPスタディでは、日常の活動レベルを評価し、ビスホスホネートによる異常な大腿骨骨折のリスクファクターとしての身体活動を探求しています。この研究はビスホスホネート処方の意思決定において、患者の身体活動が果たす役割を理解する上で重要な成果が期待されています。