骨転移(転移性骨腫瘍)
近年の高齢社会の進行で「がん」と診断される患者さんの数が大きく増加しています。一方、診断・治療法の進歩により、「がん」と診断された患者さんの生存率も改善しており、「がんを有する患者さんの社会生活」についても注目が集まっています。
以前は、がんが骨に転移すると「末期」と診断されて治療が行われなかった時期もありましたが、近年は骨転移に対して治療を行うことで、その患者さんの生活の質(QOL)を高めることが重視されています。
現在我々は「骨転移外来」を開設しており、がんの診療を担当する診療科の先生方と二人三脚で、患者さんの対応(薬物療法、手術療法、装具療法、リハビリテーションなど)に当たっています。